スイーツから名物のうなぎ、個性的なカフェなど、静岡七間町周辺の名店レポート
静岡市葵区にある七間町周辺エリアは旧東海道の宿場町「府中宿」があり、まちのにぎわいが今も続いています。老舗店が多数あることに加え、最近は、古民家をリノベーションした店舗や新しいビルに入居するお店が増え、紹介しきれないほどの名店や独自性のあるお店が点在しています。そこで、どのようなお店があるのか、七間町周辺の名店をレポート。注目したいグルメ店を紹介します。
静岡の豊富な食材を使った料理店が充実
駿河湾の鮮魚や山わさび発祥の地があるなど、海の恵みと山の幸に恵まれた静岡ならではのレストランがいくつもあります。まず、はじめに和食店を紹介します。特別な日やおもてなし、接待にも利用したくなるお店には「旬彩 こはく」があります。落ち着いた雰囲気の和食割烹で、名物は静岡県産の豚肉を使った豚角煮。全国から取り寄せた鮮魚も使い、おいしいお酒と共に食事を楽しめます。七間町に2018(平成30)年にオープンしたビル「人宿町離宮」には飲食店が入っており、その中の「小料理 そっせ」はシックな店内で、上質な地元食材を使った料理を食べることができます。うなぎや天ぷら、定食や丼物が食べられる「天峰」のような創業100年以上の老舗店もあります。
洋食もさまざまなジャンルのレストランがあります。「トワ クルール」は、カジュアルに利用できるフレンチレストラン。契約農家から仕入れた野菜を取り入れたコースを食べられます。「レストラン・カワサキ」では、地元食材中心の伊仏ジビエ料理が食べられます。シェフ自身も狩猟免許を所持しており、自分で仕留めたジビエや野菜、山菜なども含めた、自然を感じられるひと皿を提供しています。「国産イタリアン食堂 ダ・ノッツェ」は地元食材と国産ワインが飲めて、パスタがおすすめ。イタリアンの「Casual Dining The Deck」はテラス型のフードホール「HITO / THE YARD」内にあり、オープンキッチンで開放的な空間の中、おいしいイタリアンを食べることができます。
居酒屋感覚で飲める
個性的なカフェと一度は行きたいスイーツ店
個性あふれるカフェがたくさんあるのも、七間町周辺エリアの特徴です。「泊まれる純喫茶 ヒトヤ堂」は築50年のビルをリノベーションし、1階を喫茶店、2階と3階をゲストハウスにしたビル。喫茶は宿泊者以外も利用することができ、レトロな雰囲気の中でコーヒーやトーストを食べることができ、モーニングサービスもあります。
「ROSSi Roastery and Cafe」は古民家をリノベーションした「人宿町マート」の中にあり、ペーパードリップのコーヒーを飲めます。ちなみに「人宿町マート」は八百屋や総菜屋もある小さな商店街のような施設で、テラス席で過ごすこともできます。「ごはんカフェ SHIMADAKE」はジューシーなハンバーグをはじめ、コロッケやフライのメニューがそろう洋食店です。
スイーツメインのお店も紹介します。「patisserie irise」は甘さ控えめのいちごのショートケーキやいちごのタルトが人気。落ち着いた雰囲気のイートインで選んだケーキを食べることができます。焼きタルトが人気のテイクアウトの店「一花坊」は白砂糖不使用、国産小麦粉を使ったケーキを提供しています。「Crepe de fleur」は甘いクレープや野菜たっぷりのクレープを花束のような見た目で渡してくれます。常設のキッチンカーで営業しており、店舗前に飲食スペースがあるので、できたてをすぐ食べることができます。
「コンチェ」はクラフトチョコレート専門店。こちらも店舗内と外にあるスペースでアイスを食べていくことができます。タルトの名店として知られている「キルフェボン 静岡」は休日になると行列ができるほどの人気店。おいしさはもちろん、かわいらしい店舗のため、足を運びたくなるのも納得です。
ビルをリノベーション
タルトの人気店
和スイーツも充実、バラエティに富んだパン店やバーガー店も
和スイーツのお店も紹介していきましょう。「オーガニック抹茶カフェ 和み」はオーガニック抹茶を使った抹茶ラテや抹茶テリーヌなどの抹茶メニューがそろっています。レトロな雰囲気の「いかずち横丁」にあり、深夜0時まで営業しているので、和スイーツ好き、抹茶ずきにはありがたいお店。「chuan」は静岡の抹茶や果物を使った旬の素材でつくられるかき氷専門店、「ティーズグリーン オマチ」は、揚げ団子やあんみつなどの和菓子が食べられるカフェです。
七間町周辺エリアにはパン店も点在しています。「はさみます。 本店」はボリュームたっぷりの具材を挟んだサンドイッチ専門店。スイーツ系から食事系までメニューが豊富。「アメリカンダイナー セーフハウス」もボリュームたっぷりに食べられる本格的なアメリカンハンバーガーのダイナー。カリカリバンズとジューシーパテの相性がやみつきになりそうです。「ホームハンバーガー」はボリュームも厚みもあるバーガーが特徴。ふかふかモチモチのバンズに挟まれたグルメバーガーです。「パンサンジュ」はイートインでドリンクやスープと一緒に食べられるのが特徴。モーニングやランチのセットがあるほか、シフォンケーキやガレット・デ・ロワなどのスイーツも販売しています。
深夜まで営業
ジューシーな味わい
静岡と言えばうなぎ、気軽に食べに行けるうなぎの老舗店
そして、落ち着いた雰囲気で食べられる静岡名物のうなぎ店も紹介します。明治創業「天文本店 七間町店」は老舗の天ぷら店ですが、店舗入り口にうなぎの絵が描かれているように、うな丼やうな重、うなぎのコースも食べられるうなぎ専門店としても知られています。ランチ天丼や桜えびのかき揚げ丼がリーズナブルに食べられるのも特徴です。
「武林 車店」は活うなぎを毎朝、捌いており、ふっくらと柔らかに仕上げられたうなぎを、伝統の秘伝のタレをかけて食べることができます。大正末期創業の「池作」のうなぎは静岡名物のわさび漬けで味わうのが特徴。うなぎとタレの甘さがぴったり合います。
市街地からも
アクセスしやすい
まだまだある、家に持ち帰って食べたいテイクアウト店
おうちごはんやおやつをランクアップさせてくれる、おしゃれなテイクアウト店もあります。「ビーフリッツ」はフレンチフライ専門店。北海道産の熟成じゃがいもを使用し、オリジナルディップの中から好きな味を選んで食べることができます。サイドメニューにはホットドッグやサンドイッチがあり、イートインスペースもあるので、アツアツの揚げたてをその場で食べることができます。「クアンティスティコ」には、手作りのお総菜がずらりと並んでいます。日によって異なりますが、サラダ系、カルパッチョ、漬物類のほかフォカッチャやスイーツ、オリジナルソースもあるので、おうちごはんにプラスしたい時に利用するのもいいかも。スタンディングスペースでは購入したお総菜をお酒と一緒に飲むことができます。
そして、洋菓子店「すずとら 七間町店」が「JUGO」の名前でリニューアルしました。「すずとら」で好評だったチーズケーキや焼菓子に加え、季節のフルーツを使ったパフェやエクレアが購入できます。
イートインで熱々を!
ふらりと立ち寄りたい、昭和レトロな居酒屋も点在
路地に店舗が並ぶ横丁や飲屋街が多い静岡エリアで、最も注目したいのは、昭和40年代の雰囲気のレトロな雰囲気が広がる「青葉おでん街」。一間ほどの入り口のお店が長屋にずらりと並び、屋号も懐かしい雰囲気。静岡おでんの聖地と言っても過言ではないでしょうか。「青葉横丁」には、戦後の屋台時代から静岡おでんを引き継ぐ「三河屋」があります。
昭和を感じる店内でフライや焼き物、炭火焼きのカキを食べられます。また、すぐ近くには、静岡おでんではなく味噌おでんと関東おでんを提供する「味の店 乃だや」があります。地産地消をテーマにした料理をそろえ、静岡の食材の魅力を伝えています。創業100年を迎える「多可能」は地元の食材で作られる肴と地酒が楽しめます。
昭和レトロ!
発見ポイント!
- (1)歴史を感じながらも、今のまちの活気も体感できる
- (2)多様なイベントが多数開催される、賑やかなまち
- (3)朝市やマルシェなど地域の食材や情報が集まるまち
スイーツから名物のうなぎ、個性的なカフェなど、静岡七間町周辺の名店レポート
所在地:静岡県静岡市葵区