食のスペシャリスト厳選の生鮮食品店

食の楽しさに出会えるスーパーマーケット 「ビオ・あつみ エピスリー浜松」

浜松駅から南へ歩いて約8分の場所にあるスーパーマーケット「ビオ・あつみ エピスリー浜松」。店内には新鮮で安全な生鮮食品をはじめ、食のスペシャリストたちが品質にこだわり厳選するほかではあまり見かけない商品も並ぶ。オープンから8年。着実に進化を続け、市内外から多くのファンが足を運ぶ同店の店づくりについて森店長にお話を伺った。

――ビオ・あつみ エピスリー浜松の概要を教えてください。

外観からお洒落な印象
外観からお洒落な印象

森店長:当店を運営するのは、愛知県田原市に本社を置き、東三河エリアを中心にスーパーマーケット「フードアオシスあつみ」を展開している株式会社渥美フードです。弊社で県外へ初めて出店したのが、ビオ・あつみ エピスリー浜松です。駅南の区画整理事業が進む中で、まちづくりに取り組まれている方から声をかけていただいたのがきっかけと聞いています。「ほかにはない店を」というコンセプトのもと、オープンしたのが2013(平成25)年10月。初めて来店されたお客様の中には「ここはスーパーですか?」と驚かれる方もいらっしゃいます。

――とくに力を取り組まれていることを教えてください。

店内の様子
店内の様子

森店長:弊社全体の考え方として近年は環境配慮の部分も大きなテーマになっていて、その観点での食生活提案ができたらと考えています。ビオ・あつみ エピスリーは豊橋店もありますが、そちらではより具体的にゼロウェイスト(ごみゼロを目標に、できるだけ廃棄物を減らそうとする活動)に即した取り組みも行なっています。浜松店としては造り手の想いが伝わるものだったり、添加物が入っていないものだったり。あとは昔ながらに作られているものを大事にしていきたいと考えがあり、いま商品の見直しも進めています。

――食材を選ぶ上でのこだわりについて教えてください。

クラフトビールも充実
クラフトビールも充実

森店長:まず私たちが納得できるものを取り揃えていくということ。酒部門はソムリエ資格を持つスタッフが担当し、幅広くアンテナを張りながら季節やお客様のニーズに合うものを選んで提案しています。なので、ほかでは見かけないようなワインも多く並んでいます。ビールに関してもクラフトビールが品揃えの約半分を占めています。

今牧場や浜松のチーズ工房HAKUの商品も
今牧場や浜松のチーズ工房HAKUの商品も

森店長:それに伴いチーズの品揃えも変化しています。ワインに合うもの、チーズという食材をより楽しめるものを少しずつ見つけて出しています。私たちの根底には「食は楽しむもの」という想いがあり、ワインとチーズのように相関性のある品揃えということも意識しています。

地元農家の採れたて野菜もずらり
地元農家の採れたて野菜もずらり

森店長:「地のものは地で売る」という形がとれたらとも考えています。静岡県という地域のスポットに当たるもので伝統的に作られているもの、きちんと考えて作られているものを少しでもすくい上げてお客様に紹介できればと思っています。

――お店づくりでのこだわりを教えてください。

手書きポップも読みたくなる
手書きポップも読みたくなる

森店長:手間ひまをかけるというのはあります。商品の品揃えだけではなく、季節の装飾や手作りポップなど、見せ方、伝え方も意識をしているところです。ポップについては、「ネタマイスター」という、売場づくりに関する社内資格を取得するための社内講座を開催しています。また、デリカコーナーでは、使っている調味料をブラックボードに手書きで表示し、わかりやすく見ていただける工夫をしています。清潔なのはもちろん、細かいところにも手をかけることがお客様の安心感につながっていくと思っています。

――「ビオあつみの日」について教えてください。

デリカコーナーの手書きボード
デリカコーナーの手書きボード

森店長:毎月第4日曜に開催しているイベントです。お客様にほどよく楽しんでいただくことを目的に、スタッフたちの提案により3年ほど前から始まりました。各部門から旬の食材や季節の行事にちなんだ食材などを限定商品で出してもらいます。最近の例では青果部門であればトマト、精肉部門は掛川牛、鮮魚部門はひな祭りにちなんで寿司など。お買い上げ3000円以上の方を対象とした「ガラガラ抽選会」や店内各所でクイズに挑戦してもらって全問正解すると粗品がもらえる「ツキコレクイズラリー」なども実施しています。チラシも店内で手作りして手配りしています。

――ビオ・あつみエピスリーならではの惣菜や人気の惣菜を教えてください。

デリカコーナー
デリカコーナー

森店長:惣菜はメニューを一つひとつ考案して作ることから始まり、店内で調理を行なっています。マヨネーズをはじめ、調味料もレシピがあって手作りです。そのため、なかなかメニューを増やすのが難しい部分もありますが、ファンになってくださるお客様も多いです。

ショーケースに並ぶ量り売りの惣菜
ショーケースに並ぶ量り売りの惣菜

森店長:中でも開店当初から人気なのが、ショーケースに並ぶ計り売りの惣菜です。サラダを中心に常時数種類の惣菜を用意しています。ショーケースの惣菜がお好みで4種類選べる「おかずセット」(1パック500円/税抜)もお昼の人気です。また、今後ピザを提供する予定もあります。

――今後の展望を教えてください。

魚介は毎日16時に港から直送便が届く
魚介は毎日16時に港から直送便が届く

森店長:採れたものをそのまま売り場へ、それを加工して食卓へ。そういった流れを作っていきたいという想いが会社全体としてあります。ビオ・あつみ エピストリー浜松としてはいまも発展途中であり、これからも商品や品揃えをブラッシュアップさせていきたいと考えています。さまざまな食材との出合い・発見ができる場になれたらと。とくにいまはコロナ禍で難しい状況ではありますが、お客様に少しでも楽しみを提供できる店でありたいと思います。

店長の森直久さん
店長の森直久さん

森店長
森店長

 

ビオ・あつみ エピスリー浜松

店長 森 直久さん
所在地 :静岡県浜松市中区砂山町1168
電話番号:053-456-5550
URL: http://www.bioatsumi.com/
※この情報は2021(令和3)年3月時点のものです。