あそか保育園 園長 土山法往さん インタビュー

あそか保育園
園長 土山法往さん

人と心を育む“まことの保育”の実践

「あそか保育園」は、長泉町で最も歴史のある保育園だ。「三島」駅が新幹線停車駅となり、都心部へのアクセス性が高まった結果として街には大きな変化がもたらされた。しかし、水の豊かさに代表される住環境としての魅力など変わらないものもある。そのひとつ、開園時から変わらない“まことの保育“を実践している「あそか保育園」を訪ねた。

「あそか保育園」の概要から伺えますか?

あそか保育園

当園は、1947(昭和22)年10月に浄土真宗本願寺派「清躰寺」の境内で開園しました。園名の“あそか”とは、お釈迦様が悟りを開いた“アソカの園”に由来します。三島市には当園より古い保育園がありますが、長泉町で言えば最も古い歴史があります。時代を経るにつれ、周辺は閑静な住宅街が広がるようになりました。そうした街の移り変わり、変化を見守ってきました。企業誘致に成功した結果、他県から移り住まれる方が増えてきました。最近は、意欲や自主性、好奇心など子どもたちが本来持っているものが薄れてしまっている印象を受けるので、当園としては、子どもが興味を持ったことには積極的に取り組ませるなどして、子どもの潜在的な力を引き出そうと努めています。

「あそか保育園」の基本方針について教えてください

あそか保育園

浄土真宗の宗祖である親鸞聖人の教えに基づき、報恩感謝に重きを置いた “まことの保育”をしていることが特徴です。親御さんが愛情を子どもに注ぐのと同じように、園としても使命感に基づき、心を込めた保育をしています。

幼少期に英語を教えることは必要かもしれませんが、それよりも遊びを通じて、協調性を養いながら物事に対する意欲を高め、これからの未来を生きる子どもたちが、より豊かに生きていくための力を身につけてもらいたいと考えています。

親御さんはどのような方が多いですか?

あそか保育園

親御さんの多くは、競争社会を生き抜いた“団塊の世代”の背中を見てきたこともあり、子どもの学校選びに関心が高かったり、また英会話教室に通わせるなど教育熱心な方が多いように感じます。最近では他県から移り住まれる方が増えてきました。そうした流れとともに教育熱心な方が多くなり、学習塾も増えました。学校選びにも関心が高いといった印象を受けています。

特徴的なカリキュラムやプログラムなどあれば聞かせてください

あそか保育園

当園だけの試みというわけではありませんが、3歳から異年齢保育に移行し、3・4・5歳が一緒に園生活を送るようにしています。同学年だけの集団に身を置けるのは人生でも限られた期間に過ぎず、社会に出れば、相手が異年齢というのは当たり前になってきます。ですから幼少時代に相手を理解しようという気持ちを養い、社会性と協調性を育む異年齢保育は、とても意味のあることではないかと考えています。

その成果・手応えを伺えますか?

あそか保育園

例えば同年齢同士の喧嘩は、それぞれ相手のことを考えず自分の主張しかしません。しかし、体の大きさも違う異年齢を相手にすると、相対する存在をより意識するようになり、どのように話せば理解してもらえるかを互いが考えるようになります。兄弟関係のうえでも、家庭内での“弟”が、園では“兄”にもなり、それによって他者との関係性がより円滑になるのです。

音楽教育にも力を入れているそうですが、その目的と内容を聞かせてください。

あそか保育園

音に触れながら音感を身につけ、将来的に音楽を楽しめる感性を育てたいと考えています。そうした取組みの成果として、当園は「リズム発表会」と称して披露する場を設けています。これは年齢ごとにプログラムが異なり、音楽に合わせて身体で表現するものや、遊戯の要素が含まれるもの。さらに一歩進んで創作劇にも取り組みます。

「あそか保育園」と地域・保護者との関わりについてはいかがでしょうか

あそか保育園

公道でのマラソン大会を開いたときは、通行人の誘導など地域の方々に協力していただきましたし、園庭で開かれる盆踊りでは、保護者が中心となって模擬店を出してくれるなど、さまざまな面で助けてもらいました。園と保護者とは、必ずしも考えが一致するわけではありませんが、話し合いを通じて、これまで以上に良い関係を築いていけたらと思っています。

長泉町の魅力、好きなところを教えてください

あそか保育園

「三島」駅が新幹線の停車駅になったことで、都心まで通勤される方のベッドタウンとしての性格を帯びるようになりました。そうした変化がある一方で、豊かな自然に美味しい水、また過ごしやすい気候など昔から変わらないものもたくさんあります。それと、沼津漁港が近いので、海産物が美味しいというのも魅力ですね。生活をしていても、不安・心配が少ないというのが長泉町の魅力ではないかと思います。

あそか保育園

今回、話を聞いた人

あそか保育園

園長 土山法往さん

※この情報は2016(平成28)年3月時点のものです。

あそか保育園 園長 土山法往さん インタビュー
所在地:静岡県駿東郡長泉町下土狩578 
電話番号:055-986-7324
開所時間:7:00~19:30(土曜日は7:30~16:30)
休園日:日曜日、祝日、年末年始、行事などの代休
http://www.doshin-asoka.net/

シャリエ長泉グランマークス